3.3.3.2 ページ設定

■用紙サイズ

意味: 用紙のサイズを指定します。
書式: --papersize sizeまたは -p size
設定可能なパラメータ:

ユーザー定義サイズを使用する場合は、用紙サイズ(--paperwidth、および--paperheight)を必ず指定してください。

パラメータのデフォルト値:a4

	例: --papersize a4 または -p a4

■印刷サイズの調整

意味:画像を印刷領域に合わせて、縦横比を変えずに拡大または縮小します。
書式: --fit
設定可能なパラメータ:なし

	例: --fit

■余白の調整

意味:印刷領域に余白があかないように、画像を縦横比を変えずに拡大または縮小します。
書式: --full
設定可能なパラメータ:なし

	例: --full

■拡大縮小サイズの指定

意味:画像を拡大または縮小する場合のサイズを指定します。数値が大きいほど拡大されます。
書式: --parcent value
設定可能なパラメータ:20 から 400 の数値
パラメータのデフォルト値:100
パラメータの意味:拡大または縮小する場合のサイズの割合を%で指定します。

	例: --parcent 100

■センタリング

意味:印刷位置を指定します。
書式: --location position
設定可能なパラメータ:

パラメータのデフォルト値:upperleft

	例: --location center

■フチ無し全面印刷

意味:フチ無し全面印刷を指定します。
書式: --borderless
設定可能なパラメータ:なし

	例: --borderless

フチ無し印刷に関する詳細な説明は、「付録E フチ無し印刷について」の「E.2.1 コマンドラインモード」を参照してください。

■はみ出し量

意味:フチ無し全面印刷時のはみ出し量を指定します。数値が大きいほどはみ出し量が多くなります。
書式: --extension amount
設定可能なパラメータ:0 から 3 の数値
パラメータのデフォルト値:3

	例: --extension 

■部数

意味:印刷部数を指定します。
書式: --copies value
設定可能なパラメータ:1 から 999 の数値
パラメータのデフォルト値:1

	例: --copies 10

■入力画像解像度

意味:印刷時の画像の解像度(dpi)を指定します。このスイッチ自体が省略されたときは、入力画像の持っている解像度に従って印刷されます。ただし、入力画像に解像度情報がなければ、BJフィルタのデフォルト解像度である120dpiで印刷されます。
書式: --imageres value
設定可能なパラメータ:1 から 32767 の数値
パラメータのデフォルト値:デフォルトの解像度は、以下の優先順位で使用されます。

  1. 入力画像に含まれる解像度
  2. bjfilterのデフォルト値:120(dpi)
	例: --imageres 60

■画像抽出範囲

意味:bjfilterに渡された画像から抽出する範囲を左下隅(left,bottom)と右上隅(right,top)で指定します。単位は 1/72 inch です。
書式: --bbox left,bottom,right,top
設定可能なパラメータ:0 から (bjfilterに渡された画像サイズ) の数値
パラメータのデフォルト値:パラメータの省略時、bbox機能は無効です。

	例: --bbox 100,100,200,200

■ユーザー定義サイズ

意味:ユーザー定義サイズの用紙を幅(value1)と長さ(value2)で指定します。単位は1/100 mm です。
書式: --paperwidth value1 --paperheight value2
設定可能なパラメータ:

  • 用紙サイズでユーザー定義サイズを指定してください。
    --papersize または -p user
  • ユーザー定義サイズを設定するには、用紙の幅(value1)と長さ(value2)の両方を設定する必要があります。

パラメータのデフォルト値:なし

	例: --paperwidth 11000 --paperheight 15000