Novell SUSE Linux 10.0でのインストールについて説明します。
ここでは、CUPSスプーラを使用する場合のインストールについて説明します。
準備
libxmlパッケージのインストール
選択したインストールタイプによっては、プリントフィルタに必要なパッケージがインストールされません。
そのため、プリントフィルタのインストール前に、libxml-1.8.17-xxx.i586.rpmをインストールディスクより追加インストールする必要があります。
cupsd.confの修正
お使いの言語設定に合わせて、DefaultLanguageを修正してください。
/etc/cups/cupsd.confをエディタで開いて、以下のように編集します。
例: 日本語環境の場合
(編集前)
#DefaultLanguage en
↓
(編集後)
#DefaultLanguage en
DefaultLanguage ja_JP
プリンタの接続
インストールを始める前に、コンピュータとプリンタをUSBケーブルで接続して、プリンタの電源を入れてください。
インストール
1. プリントフィルタのインストール
ターミナルソフトのコマンドラインから、rpmコマンドを使用して、プリントフィルタをインストールします。
[root@zzz /yyy]# rpm -ivh cnijfilter-common-2.60-x.i386.rpm
[root@zzz /yyy]# rpm -ivh cnijfilter-ip7500-2.60-x.i386.rpm
rpmコマンドの詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.rpm.org/
2. CUPSデーモンの再起動
ターミナルソフトのコマンドラインから、次のように入力します。
[root@zzz /yyy]# /etc/init.d/cups restart
CUPSデーモンの再起動をする前に、lpadminコマンドによるプリンタの登録を行わないでください。
3. プリンタのスプーラへの登録
ターミナルソフトのコマンドラインから、lpadminコマンドでプリンタをスプーラに登録します。
lpadmin -p [プリンタ名] -m [PPDファイル名] -v [デバイスURI] -E
接続の例:
[root@zzz /yyy]# lpadmin -p IP7500 -m canonip7500.ppd -v cnij_usb:/dev/usb/lp0 -E
4. デフォルトプリンタの設定
ターミナルソフトのコマンドラインから、印刷コマンドで、プリンタ名を省略した場合に使用されるデフォルトプリンタを設定します。
lpadmin -d [プリンタ名]
例:
[root@zzz /yyy]# lpadmin -d IP7500
5. コンピュータの再起動
cifコマンドのフィルタUIで印刷を行う場合は、以下の設定が必要になります。
- YaSTを起動します。
- システムメニューの/etc/sysconfigエディターを起動します。
- [Desktop] => [Display manager]で、以下の項目の設定を変更します。
DISPLAYMANAGER_REMOTE_ACCESS: yes
DISPLAYMANAGER_XSERVER_TCP_PORT_6000_OPEN: yes
- リブートします。
- 起動毎にターミナルソフトから「xhost + localhost」コマンドを実行します。