cifコマンドのコマンドラインスイッチで印刷設定を行う場合の印刷オプションの指定方法について説明します。
印刷する用紙やデータのサイズに関する指定を行う印刷オプションには、以下の種類があります。
【用紙サイズ】
書式: --papersize sizeまたは-p size
設定可能なパラメータ:
letter:Letter(215.9 x 279.4 mm)
legal:Legal(215.9 x 355.6 mm)
a5:A5(148 x 210 mm)
a4:A4(210 x 297 mm)(デフォルト値)
b5:B5(182 x 257 mm)
4X6:US 4 x 6(101.6 x 152.4 mm)
4X8:US 4 x 8(101.6 x 203.2 mm)
5X7:US 5 x 7(127.0 x 177.8 mm)
8X10:六切(203.2 x 254.0 mm)
l:L判(89 x 127 mm)
2l:2L判(127 x 178 mm)
postcard:はがき(100 x 148 mm)
postdbl:往復はがき(200 x 148 mm)
envelop10p:US Comm. Env. #10(104.6 x 241.3 mm)
envelopdlp:EUR DL Env.(110.0 x 220.0 mm)
envj4p:洋形4号(105 x 235 mm)
envj6p:洋形6号(98 x 190 mm)
creditcard:カード(54 x 86 mm)
businesscard:名刺(55 x 91 mm)
panorama:パノラマ(89 x 254 mm)
user:ユーザー定義用紙
[給紙方法]で「asf」を指定した場合のみ、次の用紙サイズを指定できます。
legal
businesscard
creditcard
user
例:A5の用紙サイズでSample.pngを印刷する場合
cifip4200 Sample.png --papersize a5
【ユーザー定義用紙のサイズ】
cifオプションで用紙サイズにユーザー定義用紙(user)を設定した場合は、用紙サイズを幅(value1)と長さ(value2)で指定します。単位は1/100 mmです。
書式: --paperwidth value1 --paperheight value2
設定可能なパラメータ:
value1:5400から21590の数値
value2:8600から58420の数値
パラメータの省略時は、無効です。
例:幅110mm、長さ150mmの用紙サイズでSample.pngを印刷する場合
cifip4200 Sample.png --papersize user --paperwidth 11000 --paperheight 15000 --paperload asf
ユーザー定義用紙(user)のサイズを設定する場合は、用紙の幅(value1)と長さ(value2)の両方を設定する必要があります。
以下の3種類のサイズ調整方法があります。
拡大縮小サイズの指定
フィットページ印刷の指定
印刷領域全面印刷
サイズの調整方法は同時に2つ以上指定することはできません。
【拡大縮小サイズの指定】
書式: --percent value
設定可能なパラメータ: 20から400の数値(デフォルト値は100です。)
パラメータの意味: 拡大または縮小する場合のサイズの割合を%で指定します。
例:200%に拡大したサイズでSample.pngを印刷する場合
cifip4200 Sample.png --percent 200
【フィットページ印刷の指定】
画像を印刷領域に合わせて、縦横比を変えずに拡大または縮小します。
書式: --fit
例:フィットページでSample.pngを印刷する場合
cifip4200 Sample.png --fit
【印刷領域全面印刷の指定】
印刷領域に余白があかないように、画像を縦横比を変えずに拡大または縮小します。
書式: --full
例:全面印刷でSample.pngを印刷する場合
cifip4200 Sample.png --full
書式: --location position
設定可能なパラメータ:
center:印刷領域の中央に印刷します。
upperleft:印刷領域の左上から印刷します。(デフォルト値)
例:印刷領域の中央にSample.pngを印刷する場合
cifip4200 Sample.png --location center
【フチなし印刷】
書式: --borderless
例:フチなし印刷でSample.pngを印刷する場合
cifip4200 Sample.png --borderless
指定できる用紙の種類
plain:普通紙
prophoto:プロフォトペーパー
superphoto:スーパーフォトペーパー
doublesidephoto:スーパーフォトペーパー両面
matte:マットフォトペーパー
glossypaper:光沢紙
ijpostcard:インクジェット官製葉書
postcard:はがき
otherphoto:膨潤紙
対応用紙サイズ
letter:Letter(215.9 x 279.4 mm)
a4:A4(210 x 297 mm)
4X6:US 4 x 6(101.6 x 152.4 mm)
4X8:US 4 x 8(101.6 x 203.2 mm)
5X7:US 5 x 7(127.0 x 177.8 mm)
8X10:六切(203.2 x 254.0 mm)
l:L判(89 x 127 mm)
2l:2L判(127 x 178 mm)
postcard:はがき(100 x 148 mm)
creditcard:カード(54 x 86 mm)
businesscard:名刺(55 x 91 mm)
panorama:パノラマ(89 x 254 mm)
Sample.pngをフチなし全面印刷する場合は、以下のように指定します。
cifip4200 Sample.png --borderless --full
[用紙の種類]、[印刷品質]、[ハーフトーン]、[フチなし印刷]の印刷オプションの組み合わせには、制限があります。
詳細は「印刷オプションの組合わせについて(cif)」を参照してください。
【はみ出し量】
書式: --extension amount
設定可能なパラメータ:
0から3の数値(数値が大きいほどはみ出す量が多くなります。デフォルト値は2です。)
例:フチなし印刷ではみ出し量を1としてSample.pngを印刷する場合
cifip4200 Sample.png --borderless --extension 1
フチなし印刷を指定したときのみ有効です。
フチなし印刷時に、用紙からはみ出す量を調整します。
書式: --copies value
設定可能なパラメータ: 1から999の数値(デフォルト値は1です。)
例:部数10でSample.pngを印刷する場合
cifip4200 Sample.png --copies 10
書式: --imageres value
設定可能なパラメータ: 1から32767の数値
デフォルトの解像度は、入力画像に含まれる解像度(画像に解像度が含まれない場合は、プリントフィルタのデフォルト値:120dpi)が使用されます。
例:Sample.pngの解像度を60dpiとして印刷する場合
cifip4200 Sample.png --imageres 60
プリントフィルタに渡された画像の左下を原点として、抽出する範囲の左下隅(left,bottom)と右上隅(right,top)の座標を指定します。単位は1/72 inchです。
書式: --bbox left,bottom,right,top
設定可能なパラメータ: 0から「プリントフィルタに渡された画像サイズ」の数値
パラメータの省略時、本オプションは無効になります。
例:画像抽出範囲を左下(100,100)、右上(200,200)の座標指定でSample.pngを印刷する場合
cifip4200 Sample.png --bbox 100,100,200,200